第57回全国品評大会(名古屋)で、第五代目の横綱賞を獲得した、成田大記氏(愛媛県)出陳魚である。昨日は見事に東大関となり、親魚で東大関、二歳魚で東大関、当歳魚で西大関での横綱賞となった。


 第55回全国品評大会(東京)で二歳魚で東大関となった時の横綱を獲得した魚である。この第55回大会も見事な二歳魚が出陳された大会で、成田大記氏初の日本一獲得となった魚となった。


 第54回全国品評大会(名古屋)で当歳魚で西大関となった時の横綱を獲得した魚である。この時はこの魚を作られた森相 優氏(埼玉県)が獲得したもので、非常に寒い大会の日であったが、見事な尾型と泳ぎを見せての獲得となった。出陳者が複数での横綱賞は、初代横綱である若山忠雄氏の『秀光』の二歳魚東大関時に田代正治氏からの東大関→西大関→東大関での獲得以来のこととなった。

長い日本らんちう協会の歴史の中で、昨日、第五代目の横綱が晴れやかな舞台を飾ったのであるが、ここでこれまでの横綱賞を紹介しておく。

初代  若山忠雄氏出陳魚 魚名『秀光』(第25回大会、第26回大会、第27回大会大関獲得)
二代  新藤 敬氏出陳魚 魚名『武蔵』(第30回大会、第31回大会、第32回大会大関獲得)
三代  物部光宏氏出陳魚 魚名『司』(第34回大会、第35回大会、第36回大会大関獲得)
四代  木本道白氏出陳魚 魚名『福観勝森』(第45回大会、第46回大会、第47回大会大関獲得)

さて、昨日の第57回全国品評大会では、成田氏の魚とともに、もう1尾、横綱賞を狙っての魚がいた。


 野口 弘氏出陳のこの魚である。昨日は残念ながら、取締一となったのだが、この魚も四年連続での日らん全国大会での親魚の部、優等賞を獲得した魚なのである。
今年で6歳だった魚で、ここまで飼育されてこられた野口氏に敬意を表したい。


 第56回全国品評大会(大阪)で親魚の部で西大関を獲得した時点での野口氏の魚である。


 第55回全国品評大会(東京)で親魚の部で西大関を獲得した時点での野口氏の魚である。


 第54回全国品評大会(名古屋)で親魚の部で立行司を獲得した時点での野口氏の魚である。野口氏初の優等賞獲得となったのである。


 第53回全国品評大会(大阪)で二歳魚の部で東前頭11枚目に初入賞した時点での野口氏の魚である。

 最近は大会後の病気発生や養生の難しさから、長寿な魚が極端に少なくなってきているが、横綱賞を獲得するための出陳者の長きに渡る管理は相当難しいことではあるが、こうして、新たな横綱の誕生を目の当たりにできることは、日本らんちう協会会員の方にとってはとても意義のあることである。
 また将来、第六代目の横綱が出てくる事を期待したい。